福田漁港目次
福田漁港について
磐田市は、静岡県西部にある市。山・川などの豊かな自然に恵まれた場所で、奈良時代には遠州地方の国府が置かれるなど歴史や文化が積み重ねられた町です。
街のすみやすさと自然環境どちらも整っているエリア。
この磐田市で、遠州灘の幸が豊富に水揚げされるのが福田漁港です。
福田漁港は歴史も古く、遠州灘の御前崎と浜名湖のほぼ中間に位置しています。
最盛期には多数の千石船が出入りして、海上交通の要衝として栄えたといわれています。
しかし河口という地形的条件による、太田川からの流下土砂による埋没や波浪による
河口埋塞のため水深を維持することは困難となり、昭和初期には、30トン程度の船がどうにか出入りできる状態に。
さらに東海大地震により、太田川一帯の川床が隆起したことにより港は一層浅くなり、10トン程度の漁船が通れる程度になりました。
その後漁港区域を変更し港活きを拡張。
外郭施設の拡充を図ったり、避難港に必要な船舶泊地をつくることを主な目的とした事業を進め、現在の市場を整備。
現在は、駐車場や広場等も整備されて、釣り人や近隣の人のふれあいの場として漁港作りが勧められている場所です。
福田漁港ではシラス漁が盛ん。細身でしまったシラスの品質は全国でも高く評価されています。
地元の人は生でシラスを楽しむことも多く、新鮮なシラスを味わうこともできます。
また最近ではトラフグも水揚げされており、磐田市内の飲食店ではフグのコースが楽しめるお店もあります。
福田漁港には週末になると沢山の釣り人達でにぎわい、釣り竿をおもいおもいに伸ばしている風景を見ることができ、釣りを楽しむ人にもおすすめのスポットなのです。
場所もちょうど名古屋圏と関東圏の中間辺りに位置しています。
160台が駐車可能な広大な無料駐車場があります。
車で釣りを楽しむ人にはありがたい駐車場。
駐車場だけでなく、トイレや、手足を洗う水道も完備されているので、安心して釣りを楽しむことができます。
子連れファミリーの方や、初めて釣りをするというビギナーの方でもお勧めな釣り場なのです。
広場の前には釣り護岸があります。こちらにはベンチも沢山並んでいるが嬉しいポイント。
シーズンになるとサビキ釣りなどで、アジやサバを釣ることもできます。
色々な漁港で立ち入り禁止を目にしている釣りをする方にも嬉しいですね。
ちょうど釣り竿をかけやすいような高さに柵が設置されている上に、ベンチまであるので、じっくり時間をかけながら釣りをしたり、釣りをしている人を見ることもできてのんびり過ごすのにも適した場所です。
車を横付けできる釣りポイントもあります。
子供連れのファミリーにも
お勧めの釣り場です、休日には、人気スポットのため隙間なく車でこの場所が埋め尽くされてしまうこともあります。
福田漁港で釣れる魚としては、マハゼ、シロギス、イワシ、アジ、スズキ、キヌチなどがあげられます。
釣りを楽しむ際には、漁業関係者の方の邪魔にならないようにすることが大切です。
釣専用の堤防で漁協側への釣りは行えません。
漁師さんとの棲み分けは守りましょう。
規制区域や禁止区域には立ち入らず、行政や漁協の指示やルールを確認することがポイント。
また、釣り場を汚さないためにも、ごみをきちんと持ち帰るといったマナーにも気を付け、ルールとマナーを守って釣りを楽しみましょう。
福田漁港の釣り護岸のそばには、みんなの砂場やトイレ、渚の交流館もあるので、ファミリーでも一日かけ楽しむことができます。
みんなの砂場は、人工的に作られた砂の施設です。ここでは、ビーチバレーやビーチサッカーを楽しむこともできるので、釣り以外で訪れても楽しく過ごすことができます。
釣りポイントの隣には、イベント広場もあります。
イベント広場では、フリーマーケットが開催されたり、蚤の市など、色々なイベントが開催されます。
家族そろって楽しめるイベントがあることも多いので、お出かけ前には、ホームページやブログなどで詳細を確認してみるのがおすすめです。
福田漁港の見どころ
福田漁港の見どころポイントとしては、渚の食とレジャーの発信基地として誕生した、渚の交流館があげられます。
海を地域の資源と考えて、活用していくことを目指し地域における海と人とのつながりを構築されるために整備された渚の交流館。
渚の交流館では、遠州地域の新鮮な海の幸や、とれたての野菜を使った食事を楽しめる飲食店や物販店もあります。
海辺の賑わい創出などを目的に作られた磐田市の渚の交流館は、家族そろって楽しめるスポットです。
漁師のどんぶり屋では、福田漁港の港直送、名産の新鮮の生シラスがたっぷり乗った生シラス丼を食べることもできます。
しらすは鮮度が落ちるのが早いので、シラスの産地でしか味わうことができないどんぶりを楽しめるのが嬉しいポイントです。
また、水揚げされたばかりのシラスを釜揚げにした、ほかほかごはんの上に載せられた釜揚げシラス丼も絶品。
シラスだけでなく、福田港で水揚げされた、新鮮な魚介類を使った海鮮丼が楽しめたり、季節ごとの旬の魚を味わえる天丼、うな丼なども楽しめます。
屋内イートインスペースだけでなく、広々としたテラス席が完備されているのも魅力的です。
天気のいい日には海を感じながら食事を楽しめるスポット。
渚の交流館自体、建物が新しく清潔感があり開放的な雰囲気なので、休日を過ごす場所としてもおすすめです。
福田漁港の周辺
磐田の「ヤマハスタジアム」は、静岡県磐田市新貝2500に位置します。
サッカーのジュビロ磐田や、ラグビーのヤマハ発動機ジュビロのホームスタジアムとしても有名です。
サッカーやラグビーに使用されている球技専用スタジアム。
屋根付きのメインスタンドと、巨大なバックスタンドがあるのが、ヤマハスタジアムの特徴です。
またクラブが運営、管理をしている日本でも数少ないフットボール専用スタジアムです。
日本一の観戦のしやすさともいわれ、ホームゲームが開催される時には、たくさんのサポーターで埋めつくされます。
また、グッズを販売するオフィシャルショップもあります。
「ヤマハ発動機株式会社コミュニケーションプラザ」は、静岡県磐田市新貝2500に位置します。
「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードに、ヤマハ発動機とその製品を紹介する企業ミュージアムです。
入館は無料。ヤマハ発動機の概要を紹介するビデを映像を見ることもできます。
また、様々な展示品を見ることができるのも特徴。
二輪車や四輪バギー、レースマシーン、スノーモービル、船などのマリン製品、自動車やエンジンも展示されています。
色々な年代のものが展示されているので、二輪車や自動車に興味がある方にはおすすめの場所です。
またコンサートや、各種イベントも開催されるので、ホームページでイベント詳細などを確認してから出かけるといいかもしれません。
「大円寺」は静岡県磐田市加茂123に位置します。
起源は神亀3年といわれ、天慶5年に、円光寺が再建、臥竜山大淵寺と命名されました。
その後、久松山大円寺に改め現在に至っています。
豊田町駅から北に車で10分ほどの場所にある曹洞宗の古寺。
こじんまりとしているものの、自然に囲まれた静かなお寺です。木のぬくもりを感じることもできます。
「医王寺」は、静岡県磐田市鎌田2065-1に位置します。
奈良時代に開山したと伝えられるお寺。
江戸時代に作られた、小堀遠州が作ったと伝えられる美しい枯山水の庭園も見どころです。
客殿の西側と南側を合わせて約1000平方メートルになる枯山水の庭園。
植栽はサツキ、ツツジを中心とした刈り込みものでまとめてあります。
また客殿と庭園の石組みの間は一面スギ苔でおおわれているのも特徴。
サツキが咲き終わった5月下旬ごろには、植木の刈込みが行われるため、庭園が最も整った状態になり、美しい庭園を見ることができます。
冬の枯山水の庭園も雪化粧となると、またいつもとは違う趣があり、素敵な光景を見ることができます。
四季折々の表情で楽しめます。
「炭焼きレストランさわやか 磐田本店」は静岡県磐田市今之浦4-4-6に位置します。
静岡といえば、さわやかを思い出す人も多いくらい、人気の飲食店です。
行列ができることも多く、人気の高さがうかがえます。
静岡限定グルメ、げんこつハンバーグのさわやか。
焼きたてでジューシーなハンバーグは満足度も高く、子どもから大人まで美味しく食べられるお店です。
ランチ時は混雑することが多いので、早めに行くのがおすすめですが、行列をしてでも食べたいという人も多い人気店です。
「魚時(うおとき)」は、静岡県磐田市福田中島1390に位置します。
福田漁港からもほど近く、鮮度にこだわった海の幸を堪能することができる飲食店です。
遠州灘で育った天然の魚を福田港から直送していて、季節の天然魚がリーズナブルに食べられる家庭的なお店として知られています。
水揚げされたばかりの魚が安い価格で食べられるのは嬉しいポイント。
家族連れやカップルなど幅広い年齢層に支持されています。
葉類は生シラスや真鯛、夏には、もちがつおやするめいか、イサキ、秋にはもどりがつおや、秋の生シラス、冬になればトラフグ、ヒラメなど四季を通じて海の幸を食べることができます。
昼には丼ランチがあり、シラス丼や天丼、海鮮丼も楽しめます。
ほっこりするような和の座敷席があり、新鮮な海鮮料理を楽しみながらお酒を飲むこともできます。
福田漁港へのアクセス方法
福田漁港の所在地は静岡県磐田市豊浜4127です。
東名高速利用の場合は袋井ICを出て、浅羽町の広域農道を南下します。
そののち、R150に出ますので、太田川の東、港入り口交差点を南へ直進して、新港。東堤は橋手前を右折で到着です。
東名高速袋井ICからは、車で約20程度で向かうことができます。
東名磐田ICからは、車で約30分となります。
渚の交流館は、太田川の河口にある福田漁港に隣接しています。
磐田駅から車で15分程度でつきます。
福田漁港には広大な無料の駐車場があります。
無料なのが嬉しいポイントです。
公共交通機関を使って磐田駅に行く方法は東京から新幹線のひかりかこだまを利用。
東京から新幹線ひかりを利用する場合には約1時間半弱で浜松駅まで行き、浜松からはJR東海道本線に乗車。
浜松から磐田までは11分です。
静岡から磐田までは1時間程度、掛川から磐田までは15分程度かかります。
福田漁港は、トイレや飲食店、物販店もある渚の交流館もあり、駐車場も完備されているので、自動車で向かうのがおすすめです。
釣りを楽しむときにも車で向かった方が便利でしょう。
渚の交流館は、毎週火曜日が定休日、また年末年始もお休みとなります。
台風などの悪天候の場合や、その他の都合により飲食店、物販店は臨時休業することもあります。